こんにちは!
JEPQ一点集中投資でセミリタイアを目指すブログ、11回目の更新です。
前回は、僕が日本株ではなくJEPQ(米国ETF)を選んだ理由や、為替リスクとの向き合い方についてお話ししました。
そして、「入金力は低いけど、分配金の積み上げを楽しむ!」なんてことを書きました。
でも、心の奥底ではやっぱり…「できることなら、1日でも早くセミリタイアしたい!」という気持ちが燃えています(笑)
そこで今回は、ちょっと気が早いかもしれませんが、具体的な数字を使って「じゃあ、今のペースで積み立てたら、いつ目標に到達できるの?」というシミュレーションを、自分への発破も込めてやってみることにしました!
【今回のシミュレーション】
- 積立額:毎月5万円をJEPQに投資
- 期待利回り:年8%(複利)と仮定(※前回記事参照)
- 目標:手取りで月15万円の分配金生活!
- 税金:米国税・日本税を考慮(外国税額控除は考慮せず、厳しめに試算)
- 結果:目標達成まで何年かかるか?
【超重要:シミュレーションの注意点】
これは、あくまで僕個人の「皮算用」であり、多くの仮定に基づいています!
特に「期待利回り年8%」は、将来にわたって保証されるものでは全くありません。市場環境によっては大きく変動しますし、マイナスになる可能性も十分にあります。
税率も将来変わる可能性がありますし、インフレなども考慮していません。
この結果を鵜呑みにせず、参考程度にご覧ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください!
目標再設定:手取り月15万円を得るには「額面」でいくら必要?
まず、今回のシミュレーションのゴールである「手取りで月15万円」について、税金を考慮する必要があります。
JEPQのような米国ETFの分配金には、アメリカと日本の両方で税金がかかります。
税金の計算は非常に複雑で、確定申告で外国税額控除を使えば負担を軽減できる可能性があります。しかし、今回は「外国税額控除を使わなかった場合(=税負担が最大になるケース)」を想定して、少し厳しめに見積もってみます。
- アメリカでの源泉徴収税率:10%(と仮定)
- 日本での所得税・住民税:20.315%(復興特別所得税含む、と仮定)
ものすごく単純化して、ざっくり「約30%」が税金で引かれると仮定してみましょう。(※この計算は正確ではありません。あくまで目安です!)
すると、手取りで15万円を得るためには、税引き前の額面では…
15万円 ÷ (1 – 0.30) ≒ 214,285円
つまり、月額 約21.5万円(額面)の分配金が必要になる、という計算になります。
年間にすると、21.5万円 × 12ヶ月 = 年額 約258万円(額面)の分配金が目標です。
(補足:実際に確定申告で外国税額控除の手続きをすれば、必要な額面金額はこれよりも少なくなる可能性があります!)
シミュレーション開始!月5万円積立、年利8%(複利)で…
では、この「年額258万円(額面)の分配金」を得るためには、一体いくらの元本が必要になるでしょうか?
期待利回りを年8%と仮定しているので…
必要な元本 = 258万円 ÷ 0.08 = 3,225万円
目標金額が見えました!「3,225万円」です!
さあ、いよいよ本題です。
毎月5万円を、年利8%(複利)で積み立てていった場合、この「3,225万円」に到達するには、一体何年かかるのでしょうか?
自分で計算するのは大変なので、金融庁のウェブサイトにある「資産運用シミュレーション」などのツールを使って試算してみました。
(皆さんもぜひ試してみてください。簡単に計算できますよ!)
その結果は………
約 21 年!!
…という結果になりました!
ちなみに、21年間で積み立てる元本(投資総額)は、5万円 × 12ヶ月 × 21年 = 1,260万円です。
それが、複利効果によって運用され、3,225万円にまで増える(可能性がある)という計算ですね。複利の力って本当にすごい…
シミュレーション結果を受けて思うこと
「約21年」…。
この数字を見て、皆さんはどう感じましたか?
僕の正直な感想は、「おっ、思ったより早いかも?」と「うーん、やっぱり結構かかるなぁ…」が半々、という感じです(笑)
例えば、今30歳なら51歳、40歳なら61歳で達成できる計算になります。
定年を待たずにセミリタイア、という目標は、決して夢物語ではない、という手応えを感じます。
一方で、21年というのは決して短い期間ではありません。
その間に、市場が暴落したり、JEPQの利回りが下がったり、あるいは自分の収入が途絶えて積立が続けられなくなったり…様々なリスクが考えられます。
繰り返しになりますが、このシミュレーションは「期待利回り年8%がずっと続く」という非常に楽観的な仮定に基づいています。税金の計算も概算ですし、将来のインフレ(お金の価値が下がること)も考慮していません。分配金が減る可能性だってあります。
なので、「21年後に絶対達成できる!」と考えるのは危険です。
でも、それでも、です。
こうして具体的な年数が見えてくると、漠然としていた目標が、少しだけリアルな輪郭を帯びてきます。
遠い道のりだとしても、ゴール地点が(仮にでも)見えると、「そこに向かって、一歩ずつ進んでいこう!」というモチベーションが湧いてきませんか?
僕は、この「約21年」という数字を一つの目安として、これからの日々の積立を、より一層頑張っていこうと思いました。
(もちろん、もっと入金力を上げたり、さらにリスクを取ったりすれば、期間を短縮できる可能性もありますが、それはまた別の話…)
まとめ:ゴール(仮)が見えた!あとは歩き続けるだけ!
今回は、「早くセミリタイアしたい!」という気持ちから、具体的な積立シミュレーションをしてみました。
- 目標:手取り月15万円の分配金(税金考慮・外国税額控除なしで額面 約21.5万円/月)
- 条件:毎月5万円積立、期待利回り年8%(複利)
- 試算結果:目標達成まで 約21年! (必要な元本は約3,225万円)
このシミュレーションは、多くの仮定に基づいた「皮算用」に過ぎません。
でも、僕にとっては、目標達成への具体的な道のり(と、その長さ)をイメージする上で、非常に有益でした。
そして、税金(特に外国税額控除)について、もっとちゃんと勉強しないと損する可能性がある、ということも再認識しましたね(汗)
「約21年」という長い道のりですが、焦らず、腐らず、そして楽しみながら、これからもJEPQへの積立を続けていきたいと思います。
皆さんの目標達成までのシミュレーション結果はどうですか?
それでは、また!
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